【2026年夏の感染症情報】真夏のインフルエンザ流行入り
2026年8月28日、厚生労働省は全国的にインフルエンザが流行期に入ったと発表しました。第34週(8月17日~23日)の定点当たり報告数は1.11で、流行開始の目安である1.00を上回りました。感染症法が施行された1999年以降では2009年(新型インフルエンザの年)に次いで2番目に早い流行入りで、8月としては異例のペースです。
【特徴と症状】
インフルエンザはインフルエンザウイルスによる急性呼吸器感染症で、咳やくしゃみによる飛沫感染、ウイルスが付着した手指を介した接触感染で広がります。潜伏期間は1~3日と短く、38℃以上の急な発熱、強い倦怠感、頭痛、関節・筋肉痛、咳や喉の痛みなどが比較的急激に現れるのが特徴で、いわゆる「風邪」より全身症状が強く出やすい傾向があります。高齢者や乳幼児、基礎疾患のある方では肺炎などを併発し重症化することがあるため注意が必要です。
【予防・対策のポイント】
季節外れの流行であっても、基本の対策は冬と変わりません。石けんでのこまめな手洗いとアルコール消毒、人混みでのマスク着用、十分な睡眠と栄養で体力を保つことが基本です。ワクチン供給や接種開始時期が例年と異なる可能性があるため、かかりつけ医や自治体の案内を確認し、早めの接種を検討するとよいでしょう。発熱などの症状がある場合は無理に外出・登校せず、周囲への感染拡大を防ぐことも大切です。
【受診の目安】
急な高熱や強い倦怠感、関節痛など典型的な症状があれば、医療機関を受診しましょう。ただし、発症から12時間程度の間はウイルス検査が陽性にならない場合も多いため、受診タイミングに迷う場合には医療機関に事前に問い合わせるようにしましょう。一方で、抗ウイルス薬は発症から48時間以内に使用開始することが効果的と言われています。高齢者や乳幼児、基礎疾患のある方で息苦しさや意識のもうろうとした様子、水分が取れないといった症状がある場合は、様子を見ずに早めに受診してください。
参考:国立保健医療科学院HP


