「もしも」を支えるセーフティネット、労災保険の見直しについて
「労災保険」は、仕事中や通勤時のケガ・病気を補償する大切な制度です。
今、時代の変化に合わせてこの制度の見直しが進められています 。
今回の見直しで注目されていることの一つは、「消滅時効期間の延長」です。これまで、治療費や休業補償の保険給付請求の期限は原則2年とされてきました。
しかし、メンタルヘルスの不調や脳・心臓疾患などは、発症後すぐに請求の手続きをすることが難しい場合もあります。
そこで、こうした特定の疾患については、期間を5年に延長する方向で検討されています 。
また、遺族年金の支給要件における「男女差」の解消も盛り込まれました 。
これまでは夫と妻で受給要件に違いがありましたが、共働き世帯の増加といった社会の変化を踏まえ、より公平な制度へと改められる方向が示されました。
厚生労働省では、この建議の内容を踏まえて法律案要綱を作成し、労働政策審議会に諮問する予定となっています。
参考)厚生労働省 報道発表資料「労災保険制度の見直しについて(建議)」(令和8年1月14日)


