「禁煙週間」に考える、COPDのこと

5月31日は世界保健機関(WHO)の定めた「世界禁煙デー」です。
日本では、毎年5月31日からの1週間を「禁煙週間」として様々な取り組みを行っています。

2024年の禁煙週間の中では、代表的なたばこの健康影響である
COPD(慢性閉塞性肺疾患)が啓発テーマとして取り上げられています。

COPDは日本の死亡原因でも高い割合を占めているにも関わらず、
早期診断がなかなか進んでいない現状があります。

2018年にお亡くなりになった落語家の桂歌丸さんは、この病気に長く苦しみながらも、
厚生労働省のCOPDに関する検討会委員を務めるなど、患者としての声を社会に伝える活動をされていました。

たばこの話になるとしばしば「吸う人」VS「吸わない人」の対立構図として
語られてしまうことがありますが、実際にはそのような単純な話ではありません。

禁煙週間をきっかけに、吸っている人も吸わない人も、
COPDをはじめとしたたばこの健康影響について
理解を深めることができればと思います。

厚労省HP 2024年世界禁煙デーについて
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000202210_00014.html