第34回 日本産業衛生学会 全国協議会に参加しました

2024年10月3日から5日にかけて、千葉県木更津市で日本産業衛生学会全国協議会が開催されました。
日本産業衛生学会は、働く人の健康(産業保健)に関わる専門家が参加するものとしては国内最大規模の学会です。

毎年秋に開催される全国協議会は、学術的な研究発表の場であると同時に様々な企業での実地研修が開催されることが特色の一つであり、
弊社からも複数のスタッフが参加して日頃の活動から得た知見を報告すると共に、日本製鉄株式会社東日本製鉄所などの貴重な現場を訪問しました。

坂本代表

学会内で開催されたフォーラムの1つでは、「中小企業で働く人々を支える産業保健専門職」というテーマの中で、
弊社産業医の富澤が産業医の立場で登壇し、活動報告を行いました。

日本の労働者の8割以上が従業員数300人未満の事業場で就労している実態があり、
一般に中小企業は大企業と比べて種々の資源が少ないことが広く知られています。

産業医の立場から、中小企業における産業保健の実態には企業ごとの特色が強く反映されており、
専門職には企業の実情を理解した上でニーズに応じた支援が求められること、
様々な職種の専門家が連携することによって、今回の学会のテーマでもある「一歩先を切り拓く」ような、
より高いレベルでの産業保健活動の実践が期待できることを、具体例と共にご報告しました。
ともに登壇された保健師、作業環境測定士、歯科医師といった多様な専門性を有する方々のお話からも、大いに刺激を受けることができました。

今回得られた様々な学びを実務に活かし、働く方々をさらに健康の面からサポートできますよう、引き続き精進して参ります。

第34回日本産業衛生学会全国協議会
https://sanei-kyogikai2024.com