ワンポイント解説 COMMENTARY

基本的事項から最新のトピックまで、ヘルスデザイン株式会社がワンポイントで解説していきます。

職場での心肺蘇生の対応

2018/02/02

職場で目の前の方が倒れることはそうそう多いことではありませんが、万が一に備えて心肺蘇生(とくに胸部圧迫法、いわゆる心臓マッサージ)を習得しておくことは大切なことです。救急車が到着するまでに、心肺蘇生法の実施の有無により、生存率に約2倍の差が出ると報告されています。

その際のポイントは5つです。

 

1. 周囲に助けを求める

倒れた人を発見した場合、まずは周りの安全の確認を行い、倒れている人の意識の確認を行います。緊急時にひとりで対応をすることは難しいため、助けを求めましょう。その際には、「Aさんは救急車を呼んでください」「BさんはAEDを持ってきてください」などと指名して助けを頼むとよいでしょう。

 

2. 胸部圧迫法(心臓マッサージ)

胸の真ん中(胸骨の下半分)を1分間に100〜120回のリズムで胸が5cmほど沈むように垂直に押します。反対側の脇の下を覗き込むように身を乗り出して胸部圧迫を行います。

 

3. 人工呼吸

人工呼吸に慣れていない方は、人工呼吸を実施する必要はありません。心臓マッサージを救急隊が来るまで続けましょう。人工呼吸ができる場合は、胸部圧迫:人工呼吸=30:2の割合で行います。

 

4. AED

 AED(自動体外式除細動器)とは、正常なポンプ機能を果たしていない心臓に対して、電気ショックを与えて、正常なリズムに戻すための医療機器です。使用にあたっての特別な資格は必要ありません。最近ではAEDは駅やデパートなど、人が多いところに設置されています。AEDの操作方法は音声でガイドしてくれます。使用方法は、

 1.フタを開けると自動的に電源が入ります。

 2.備え付けの電極パッドを胸に貼ります。

 3.ショックが必要と判断されればボタンを押して電気ショックを行います。そして引き続き心臓マッサージを行います。

AEDよりも大事なことは、心臓マッサージを絶え間なく行うことです

 

5. 警備員等に連絡する

救急車を要請する際は、救急隊がスムーズに駆けつけられるよう会社前で誘導をすることが必要ですので警備室やビルの管理人に一報しておきましょう。

 

救急対応が必要となる時はいつ発生するかわかりません。そのため、定期的に心肺蘇生術やAED講習会などに参加して、知識を深めておきましょう。

af589c60615ca4ecb350326aea1b9c7d_s

[カテゴリ]応急処置、救急対応

人気テーマランキング

カテゴリ

PAGE TOPへ